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どうも、すでに終わった内容、しかも私の名前が一番最初にあるのは気になるので、赤羽の皆さんにクリスマスのご挨拶を送りましょう。
「イエス様の部屋」 ルカの福音書 二章七節
Merry Christmas ! クリスマス、おめでとうございます。
今日は、ひとつのことだけを確認して見ましょう。
英語でTHE BOOKと言えば聖書のことを意味します。そしてTHE GRATEST LIFEと言えばイエス様の御生涯、人生のこと指しているのですが、ご存じだったでしょうか。まさに本の中の本、その預言にてよって来られたメサイヤ、救世主、この、もっとも偉大な生涯と呼ばれるイエス・キリストがお生まれになったお誕生日、これがクリスマスです。クリスマスとは、私たちの神様であるイエス様が、二千年前、ユダヤのベツレヘムという小さな町、或いは村かも知れませんが、お生まれたと言うよりご降誕(生誕ではない)を祝う記念日です。
ですから、Christ(キリスト)+Mas(祭り)と言うのです。そのキリストのお祭りが今年もめぐってきたのです!
私など、十一月にに入ると、お店などの飾り付けや音楽などから、「え、もうクリスマス?」と、びっくりするのですが、今日はもう、クリスマスの礼拝となりました。確かに、忙しくはあるのですが、美味しいケーキがあったりプレゼントがあったり、とても楽しい季節です。子どものころ、クリスマスのケーキとプレゼントほど楽しみなものはありませんでした。
しかし今日の聖書には、住民登録のために、カナンからわざわざ旅をして来たヨセフとマリヤの貧しい夫婦には「宿屋には彼らのいる場所がなかったからである」と書かれています。しかも身重だったのに、大変です‥‥
それで思い出すのは、子どもがまだ小さかったころ、家族で旅行したときことです。どこか温泉だったのですが、その日泊まるところを決めずに出かけて行ったのです。
あちこち見て、夕方遅く目的地に着いてその日の宿を探しました。しかし、どこをたずねても「満室です」と断れてしまいました。子どもは不安そうな顔をして見上げるし、家内はちょっと目をつり上げて「あなたどうするの、いつもそうなんだから」と怒り出します。私には父親として家族を守る責任がありますから、何とかしなければと気が焦り、ずいぶんイライラしました。
幸い、宿は何とか見つかったのですが、その時、ヨセフとマリヤのことをふと考えました。
ベツレヘムに着いた時、宿がないと分かって、どんなに辛かっただろうかと。マリヤはその夜イエス様を出産するのですが、何としても部屋が必要だったはずです。何軒も宿を回り、宿の主人に平身低頭しながら頼み込むヨセフの姿が目に浮かびます。
しかし、「宿屋には彼らのいる場所がなかった」のです‥‥
そこで二人は、仕方がなく家畜小屋でイエス様を産み、マリヤは「布にくるんで、飼葉おけに寝かせ」たとあります。なんと寂しいクリスマスでしょう。絵などで見るように、ほのぼのとした風景とは違います。
さて、その日から二千年もたった今、自分のこころにイエス様の部屋をちゃんと作っていない人は、日本にはたくさんいらっしゃいます。クリスマスを楽しむのは私も大好きですが、その主役であるイエス様を「満室です」と扉を閉めてしまうのは残念です。イエス様こそが、このクリスマスの最高のプレゼントなのですから!
私たちはどうでしょう。今日確認したかったことはこのことです。心の中に、イエス様の部屋がちゃんと用意されてあるかということです。心配事や争いごとで「満室」ではこまります。
イエス様がともにいれば、私たちはどんなことにも恐れたり心配する必要はありません。これが大事です。
コリント人への手紙第一十章十三節で、イエス様を受け容れてから、ずっとこころの中で一緒にいた使徒パウロが、次のように言っています。
「あなたがたのあった試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます」と。
心の中にイエス様の部屋を用意するとは、この力と喜び、どんなことをも恐れない勇気をいただくことです! ですから、イエス様をお迎え入れするために、このクリスマスという今ほどふさわしい季節はありません。
二千年のあいだ,勿論日本人も含めて、どれほど多くの人がそうして救われていったことでしょうか!
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